【NZ視察2022/NO.5】GREEN SONGS(グリーンソングス)訪問!前編
翌朝、Havelock(ハブロック)の宿を出発して国道2号線を南下します。
目指すのはEast Taratahi(イーストタラタヒ)という地域にある
GREEN SONGS(グリーンソングス)です!
GREEN SONGSは、「富乃宝山」や「吉兆宝山」の芋焼酎などで知られる西酒造が、
北島・グラッドストーンで所有するワイナリー「Urlar/アーラー」の「吟味蔵」として位置付けらるワイン。
栽培醸造家の小山浩平氏がURLARの栽培醸造総責任者就任を期に、
野心的な吟味蔵としてGREEN SONGSのワイン造りに取り組んでいます。
まずはヴィンヤードを一望する丘の上にある、
浩平さんのオフィス兼宿泊施設に訪問させていただきました。
コロナでしばらく日本にも帰国していなかった浩平さんにお会いするのは久しぶりです!
到着後、すぐにペットナット2020で乾杯!
こちらのワインは、ピノノワール80%、ピノグリ20%の混植ブロック「ザ・クリフス」の葡萄を使用し、
発酵している最中に瓶詰めして、その後、瓶内にて一次発酵を進行させたスタイルの微発泡ワイン。
後ほど、この「ザ・クリフス」のヴィンヤードも見せていただきましたのでご紹介しますね。
お昼時の訪問だったこともあり、美味しいランチを用意しておいてくれました。
アンバーピノグリ2021や、現在瓶熟中のオールドスクールシャルドネ2020
(現在GREEN SONGSの蔵で瓶熟中、、、リリースをお楽しみに!)
をテイスティングさせていただきながら、コロナ禍の日本やニュージーランドの様子や、
ワイナリーやヴィンヤードの近況、今回の視察のお話等をさせていただきました。
ランチ後、早速グラッドストーンのヴィンヤードを見せていただきます。
まずは、牛が飼われている牧場の奥にある秘密の小屋へ。
ここでは、バイオダイナミック農法で使用される水牛の角が保管されていました。
バイオダイナミック農法では、
太陽、月、天体などの動きの影響を考慮し種まきや収穫などを行います。
また、敷地内で放牧するハイランド牛を活用し、
水牛の角に牛糞を詰めたものを1年間土中に埋めた後、
掘り出したものを雨水で希釈して畑に散布したりします。
ワインの教科書や栽培についての記事では見たことがあった水牛の角でしたが、
実際に使用されていものを見るのはこれが初めて。
浩平さん曰く、
「やっぱりこれを使ったヴィンヤードでは効果が実感できるんだよね〜。」
とのことでした。
その後は、広大なヴィンヤードの端にある、
先ほど飲んだペットナット2020の混植ブロック「ザ・クリフス」へ。
ここではインスタライブを開催しましたので、是非そちらもご覧ください。
浩平さんがこの畑について詳しく説明してくれています。
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この日は小雨の降る風の冷たい寒い日でした。。。
続きは後編へ!
遠山