ニュージーランド×スウェーデン
葡萄の個性を引き出し、エレガンスを追求する
Gardo & Morrisは、ベン・モリスとフリーダ・ガルド夫妻が手がける家族経営のブティックワイナリーです。ニュージーランドとスウェーデンを拠点とし、ニュージーランドではワイナリーとして、スウェーデンではインポーターとして活躍するユニークなスタイルです。
ニュージーランドで生まれ育ったベンは、リンカーン大学で醸造学の修士号を取得し、大学では添加物を使用しない有機ワインの醸造研究に特化しました。この知見は現在のワイン作りにもとても活かされています。卒業後は、「フライング・ワインメーカー」としてフランスやカリフォルニアで経験を重ねました。その後、ニュージーランドへ戻り栽培と醸造の知識を深めていきました。
2002年にスウェーデン出身のフリーダと結婚したベンは、2006年に「Gardo & Morris」を始める決断をします。夫婦でニュージーランドとスウェーデンの2拠点での起業というユニークな考えで、ニュージーランドでワイナリーとして手がけたワインを、インポーターとしてスウェーデン市場へ届け始めました。
スウェーデンでは高級レストランや政府運営の酒販店「Systembolaget」でも扱われ、現在ではイギリスやドイツなどへも輸出をしています。そして新たに日本への輸出を始めました。信頼のおける栽培醸造家と綿密に提携し、ニュージーランドに不在中のヴィンヤードやワインの状態へのケアも怠りません。
ワイン造りにおいて大切にしていることは、単一畑ごとの個性へのこだわりと、オーガニック準拠によるピュアでクリーンな栽培醸造、そして健康的な環境維持を続けることです。そして葡萄品種ごとの風味を最大限に引き出し表現することを念頭にワイン造りを行っています。
スティルワインに加え、自身が楽しくて仕方ないと話す、ニュージーランドでは数少ないスパークリングワインの生産にも注力しています。時間のかかる瓶内二次発酵も取り入れ、長期熟成させた数少ないニュージーランド産のスパークリングワインを世に送り出しています。