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お世話になっております。サザンクロスの檀原です。
いつも弊社ニュージーランドワインをご愛顧いただきありがとうございます!

今回はリリースから大変好評いただいております、インヴィーヴォのSJPシリーズに関して、誕生秘話や取り組みを改めてご紹介させて頂きます。

SJPとはどういう経緯で、そしてどういう形で、どう関わっているの?など、よくいただく疑問に答えられるよう、インヴィーヴォに話を聞きました。また、SJPがこだわる社会貢献にこのワインがどう関わっているのかもご紹介させていただきます。今年は新しくニュージーランドのピノノワールが加わり、3アイテムを揃えています。

 

ハリウッド女優・プロデューサー・デザイナーとして活躍するサラ・ジェシカ・パーカー(以下、サラ)は、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で演じたキャリー役で1990年代後半から一躍有名となりました。

2018年、共通の知人を通じてサラと出会ったインヴィーヴォの創業者、ティム・ライトボーンとロブ・キャメロン。初めて会ってすぐに意気投合した彼らからワインメイキングの提案を受けたサラですが、その時点ではワイン業界に進出するつもりはありませんでした。しかし彼らとの交流を深めていく中で、このプロジェクトに興味を持ち積極的に関わりたいと考えるようになりました。それはサラが、「仕事が終わった後、文字通り、毎日ワインを飲むわ」と明言する程の、ワイン愛好家だったからです。

 

やると決めたからには、サラはこのプロジェクトへの全面的な関わりを希望しました。彼女は毎年のブレンドやテイスティングから、ラベルデザイン、バイヤーとのミーティングまで、関わる全てのミッションに全力を注いでいます。

自分の名前で関わることには、すべて全力で取り組んでいます。
全貌を知り理解することが、最もワクワクするし、学びが多いんです。

ティムとロブは、彼女の才覚、スターとしての影響力、そしてワインへの情熱に応えるべく、彼女の求める味わいを再現することに奔走しました。「ティムとロブは素晴らしい先生で、私がたくさん質問するのを快く受け止めてくれました。普通では獲得できない知識をどんどん吸収することが出来ました」と話しています。そして、オリジナルの素晴らしいソーヴィニヨンブランが完成したのです。

 

自分が履かない靴を誰かに勧めたりはしない様に、
自分が飲みたくて信じられるワインでなければ飲んでくれなんて絶対に言えません。

自身のシューズブランドを展開するサラらしい言葉です。

「私はワインの専門家、愛好家たちに、真剣に取り組んでいることを伝えたいのです。軽い気持ちでやっているわけではありません。学ぶべきことは膨大にあり、できる限りのすべてを吸収し、自分を没頭させた上でワイン作りを楽しんでいきたいのです。そして最も充実感を感じるのは、自分が本当に愛するワインを作り、それを家族や友人、世界中のお客様と共有できることです」ーSarah Jessica Parker

 

サラ自身が指で描いたロゴ

サラは手紙やメールの最後に「X,SJP」というサインをします(Xはキスを意味し、親愛の情などを表現)。ロゴに描かれたこのXも,実はサラが指で描いたもの。何度も何度も描き直したこだわりのデザインです。色調は彼女のシューズブランドでも最もお気に入りの「ハミルトン」と同じ、大好きなティールブルー。ソーヴィニヨンブランのイメージとよく合う、鮮やかな色合いで表現しています。

 

<インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ソーヴィニヨンブラン>

Invivo X , Sarah Jessica Parker Sauvignon Blanc
上代2,600円目指したのは、ニュージーランド・ソーヴィニヨンブランとしての魅力と個性を有したままに、少しコクがありまろやかな質感とボリュームで、瓶熟成も期待できるようなクオリティーでした。それを実現させるための重要なプロセスが、ボトリング前の最終ブレンドです。まず、マールボロの個性豊かな3つのサブリージョンの中からサラのリクエストに合うヴィンヤードを厳選し、古樽の活用、シュールリー、スキンコンタクトを絶妙に施します。サラと彼らは、それらのワインのブレンドを何度も繰り返し、比率を決める作業に取り組みました。「すごかったのは、サラがブレンドの微妙な違いを、2%のレベルで見抜けていたことです」と、ロブは彼女の能力に驚いたそう。サラは、それぞれのワインがどんなヴィンヤードから、どのような栽培と醸造を経て、どんな個性を持つのか、そしてそれらのブレンドがどんな意味を持つのかを学び、ワインを作り上げていきました。酸味が強く骨格のしっかりとした伝統的なソーヴィニヨンブランとは一味違う、
コクのある風味豊かな仕上がりに私はすぐに夢中になったわ。

サラの審美眼を投影したソーヴィニヨンブランを世界へお届けいたします。

 

<インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ロゼ>

Invivo X , Sarah Jessica Parker Rosé
上代2,800円

コラボ第二弾のロゼはなんとニュージーランドを飛び出し、フランス・プロヴァンスでの取り組みとなりました。元々プロヴァンスでの豊富な醸造経験を持つロブが親交のあった家族経営ワイナリー「シェブロン・ヴィレット」と提携。サラも南仏には旅行で訪れていて、また夏にはロゼを楽しむなど親近感があったそう。

味気のないタイプや、気取っているのも駄目。
フレッシュさと絶妙な熟成感を楽しめる、 そんなロゼを作りたいの。

サラは作りたいロゼのイメージをこう表現し、彼らと一緒に様々なブレンドを試して、求めていたロゼの味わいに近づけていきました。結果として、グルナッシュとサンソーのブレンドで細部にまでこだわったロゼが完成。繊細な淡いピンク色、ドライで、ほのかなイチゴの香りが特徴。透明感のあるバラの香りにイチゴやラズベリー、ブルーベリーなどのチャーミングなキャラクター。ミネラル感とフレッシュさが全体を包み込みます。

フランス産のワインながら、インヴィーヴォの真骨頂である透明感と力強さも健在です。素晴らしい複雑味とエレガンスが感じられるドライロゼは、幅広い料理と合わせていただける懐の広さがあります。

 

<インヴィーヴォ X サラ・ジェシカ・パーカー ピノノワール>

INVIVO X , Sarah Jessica Parker Pinot Noir
上代3,600円

ソーヴィニヨンブラン、フランスのロゼと来て、第三弾は待望のピノノワールが登場です。ピノノワールの産地として選ばれたのは、ソーヴィニヨンブランと同じくニュージーランドのマールボロ。さらに、ここに世界に名高いピノノワールの名産地として知られるセントラルオタゴの葡萄が15%ブレンドされました。マールボロは、ピノノワールに最適な粘土質で北向きの急斜面に位置するサザンヴァレーと、海に近い高台で旧世界の伝統的な高密植を施したアワテレの葡萄を使用。セントラルオタゴはバノックバーンの葡萄を使用しています。

ベリー系の香りの素晴らしさはマールボロの2つのヴィンヤードをメインに、チョコレートような絶妙な力強さはセントラルオタゴから引き出して、サラの求めるピノノワール像に近づけました。

ピノノワールにも力強さが欲しいの。
そして信じられないほどに 香りが素晴らしいものをね。

マールボロとセントラルオタゴのピノノワールが、サラとインヴィーヴォの手腕で見事なレイヤーを魅せる仕上がり。しなやかで上品なタンニンと、調和したまろやかな酸味のバランスも楽しめるピノノワールです。

 

Invivo X,SJP の売上の一部はFEEDを通じて、
貧困地域の子供たちへ栄養価の高い食事や給食を届けています

Invivo X,SJP は、63か国で国際連合世界食糧計画と連携しているFEEDを支援しています。FEEDは「(子供や病人に)食べ物を与える」を意味し、ローレン・ブッシュ(米国大統領ジョージ・ブッシュの姪であり起業家)が創設した貧困地域の子供たちへ栄養価の高い食事や給食を送る活動です。実際にソーヴィニヨンブランの売上の一部から、2021年から2022年にかけて33万食以上の学校給食を寄付。2022年からはウクライナに人道的活動を支援するヨーロッパ赤十字社への寄付も行なっています。

 

今年も残すところあと少し。
12月はあっという間に過ぎ去ってしまいそうですが、皆様にとって充実した期間となることを願っております!

サザンクロスも来年に向けてしっかり目標を立てて、変わらず高品質なNZワインをお届けし続けられるよう頑張ります!!

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